【小野池あじさい公園】見頃到来!紫陽花鑑賞や自然散策、釣りも楽しめる@群馬県渋川市
群馬に紫陽花シーズンが到来、県内各地の名所では週末を中心に観光や撮影などで多くの観光客や見物客で賑わいます。ここでは伊香保温泉のある渋川市の「小野池あじさい公園」をご紹介します。あじさいまつりでは原画展やライトアップなどさまざまな催しものがあり、一味違うあじさい鑑賞を楽しめますよ。
どこにありどんな公園?
渋川市の西側駅から約2kmのところ、伊香保温泉渋川市街地から伊香保温泉方面へ向かう、通称市役所通り沿いに位置します。
13,800㎡もの広さをもつ都市公園で、渋川市の花「紫陽花」が植樹されていることから小野池あじさい公園と名付けられました。
公園の専用駐車場があるので、車でも安心してアクセスできますね。
公園の隣には平沢川が流れ、川沿いと反対側の丘へ登遊歩道があり、シーズンには新緑と紫陽花に包まれながら、散策を楽しめます。
丘の上には貯水池の小野池があり、コイやフナなどの魚釣りもできます。また、春には桜が美しく咲き誇るスポットとしても有名ですよ。
入園は無料で24時間開放されています。
あじさいの種類と見頃
小野池あじさい公園では、西洋あじさい(ハイドランジァ、紅山、小甘茶、七段花、ベニガクあじさい、アナベル、ガクアジサイなど、およそ20種類もの紫陽花を楽しめます。その数はおよそ8,000株というから驚きです。
見頃はその年の気候によっても違いますが、例年6月中旬〜7月下旬がおすすめですよ。
園内散策
南側のエントランスから入場します。
平沢川沿いの遊歩道に咲き誇る美しい紫陽花。
小野池から流れる水が滝となり、風情が溢れます。
丘の頂上にある小野池、休日などには地元の方が釣りを楽しむ光景も見られます。
四阿もありますよ。
小野池から眼下に平沢川を眺望。閑静な雰囲気の中、紫陽花が咲き誇ります。
色とりどりの紫陽花に包まれながら、のんびり自然散策を楽しめ、写真撮影にもぴったりのスポットですよ。
文学にも触れられる
遊歩道には和歌や俳句、文学の石碑が設置されています。奈良時代の左大臣橘諸兄の和歌や、江戸時代の松尾芭蕉の俳句、さらに、明治時代の泉鏡花など文学碑もあるので、紫陽花を見ながら文学に触れることもできますね。
小野池の歴史と公園誕生秘話
この地は、近くに鎮座する良珊寺の堤、入沢の堤として地元の人に古くから愛されてきました。
一帯は平坦な土地が広がり稲作が盛んでしたが、平沢川は田植えができるような水量がないため、貯水池として今から150年ほど前の江戸時代に小野沢平左衛門によって小野池が作られました。
田植えの時に田用水として利用されてきた小野池は満水になるとあふれる危険性もあったのですが、地域都市の開発などが進み、田んぼが減ったので貯水量も減少していきました。
1982年に釣り場として整備され、2年後には「花と緑の都市モデル事業」として、国の指定を受けて開発が行われました。
北側に傾斜が多く紫陽花の植栽に適しており、地元の方々の協力もあって、現在は8,000株もの花を見せてくれる紫陽花の名所となったのです。
小野池あじさい公園の詳細情報
住所:群馬県渋川市渋川2979
営業時間:24時間
定休日:なし
料金:無料
駐車場:あり
アクセス:車 関越自動車道渋川伊香保ICより約10分
*施設情報などは掲載時点の内容です。