【萩ノ島環状集落】かやぶき家屋が田んぼを囲む里山集落の原風景@新潟県柏崎市
かやぶき家屋と雪の風景を見てみたい、でも白川郷までは遠い。ということで、関東甲信越地方で探してみたところありましたよ、かやぶき家屋の立ち並ぶ集落が!大きな規模ではありませんが、里山の風情あふれる萩ノ島環状集落をご紹介しましょう。
ロケーション
柏崎市高柳町から南へ3.5kmほどの山間の地にある「萩ノ島環状集落」。周囲800mの田んぼを囲むように、かやぶきの家屋が立ち並び集落を作っていることから「環状集落」と呼ばれています。
棚田なども数多くある豊かな自然が広がるエリアで、ロケ地にも良さそうです。
萩ノ島かやぶきの里集落の歴史
町の人が長年暮らし守り続けてきたかやぶき家屋の広がる集落。
東側には松尾神社が鎮座し、その周辺から縄文時代中期の貝塚などが発掘され、この時代から一帯に人が住んでいたと推定されますが、その詳細は1908年に起きた大火事で古文書が焼けてしまったため、詳細がわからない部分もあるのだそう。
残された古文書からは源義仲の一族がこの地に住んでいたとも伝えられています。
1988年頃から、この茅葺集落が貴重であることに気がついた町の人たちが、萩ノ島ふるさと組合を立ち上げ、棚田や林、環状集落での生活などの魅力や、地域活性化などの活動を行い、1993年には「体験かやぶきの家」が誕生しました。
貸切・宿泊もできる「萩ノ島かやぶきの里 荻の家 島の家」
現在萩ノ島集落には「萩ノ島かやぶきの里 荻の家 島の家」があり、かやぶき家屋を日帰りで時間貸しや宿泊もできるのだそう。
都会の喧騒を離れ、ノスタルジックな雰囲気に包まれて、本来の自分を取り戻せそうですね。
宿泊施設の詳細は下記よりご確認くださいね。
ノスタルジックな里山の原風景
集落の入り口に鎮座する松尾神社、この集落の守り神なのでしょう。
お参りさせていただいてから、里内を散策します。
まるで御伽話に出てくるかのようなロケーション。
田んぼが雪に覆われていて、冬の里山の雰囲気が表れています。夜になれば民家の明かりが灯り、きっと幻想的な光景が広がるのでしょう。
絵になる蔵。
バス停も風情があります。
かやぶきではありませんが、雪国を感じるお宅も見られます。
今回は冬にお邪魔しましたが、田植え前の田んぼに水が入る風景も見応えがありそうですよ。
萩ノ島集落の詳細情報
住所:新潟県柏崎市高柳町萩ノ島
問合せ先:0257-41-3295萩ノ島ふるさと村組合
アクセス:車 関越自動車道六日町ICより約50分