【竜ヶ崎】かつての岬に鎮座する龍王と哀愁漂う灯台の風景@福島県いわき市
福島県いわき市の鳥居と今はもう役割を果たした灯台の風景に魅了され、訪れてみました。漁港に寄り添う静かで美しい竜ヶ崎の心を癒す景色をご紹介しましょう。
中之作漁港近く、かつて岬だった竜ヶ崎
その場所は、福島県いわき市にある中之作漁港の近くにあります。この漁港はカツオの一本釣りやサンマ、いわしなどを漁獲する拠点として有名なのだそう。地図上、中之作の南側は永崎という地名になりますが、その境目に竜ヶ崎があります。
かつては岬だった竜ヶ崎は現在護岸堤防の中に埋め立てられてしまい、今では八大龍王尊が祀られた岩場がその地名を受け継いでいるのだそうです。
いざ竜ヶ崎の絶景へ
竜ヶ崎は護岸堤防の向こう側に佇んでいるので、道からその場所は分かりにくいかも知れません。
2mほどの高さがある堤防の階段を登って周辺を見渡すと、探し求めていた風景が目に飛び込んできました。
岩場の上に真っ赤な鳥居八大龍王尊という文字が刻まれた大きな石板が祀られています。
そして北側を見ると、海の中にかつて活躍した灯台のようなものと、それに電力を送っていたと思しき電柱がひっそりと佇んでいました。
なんともノスタルジックで哀愁漂う海の風景。そして海水がとても透き通っていて美しい。まるでプライベートビーチです。
防波堤を歩き、灯台に近づいてみます。
この場所に立ち、どのくらいの年月が経つのかは分かりませんが、この地を見守り続けてきた歴史を静かに語っているかのような風貌でした。
竜ヶ崎の夜風景
星空と灯台の風景、水平線には漁船の光が煌めきます。
また遠くには漁船の灯といわきマリンタワーの赤い光が見え、美しい光景を織りなしていました。
いつまでもみていたい、そしてまた訪れたいお気に入りの場所です。
竜ヶ崎詳細情報
住所:福島県いわき市中之作見ヶ浦
アクセス:車 常磐自動車道ICより約30分
参考サイト:福島県