【のと鉄道 能登鹿島駅】桜のトンネルのようなホームと列車の共演が能登に春の訪れを告げる@石川県鳳珠郡

能登半島桜の名所の一つ、のと鉄道の能登鹿島駅は、旧国鉄時代の鉄道開通の際に地元の方が開通の喜びを込めて植えた桜100本の桜並木と電車が共演し、絶景を織りなします。別名能登さくら駅とも呼ばれ、その風景を求め、平日でもたくさんの見物客が訪れる能登鹿島駅。ホームの両側に咲き誇る圧巻の桜と電車の共演をご覧ください。

のと鉄道とは

旧国鉄能登線が廃止になった際に作られた第三セクターの鉄道会社。1991年までJR西日本管轄の七尾線として運行していましたが、和倉温泉から南の路線が電化され、非電化だった和倉温泉駅から輪島駅間がのと鉄道に移管されました。

石川県七尾市の和倉温泉駅から河北郡津番待ちの津番駅までを走る七尾線を受け継ぎましたが、能登の道路網が発達し、過疎化も進み、利用者が少なくなり、旧国鉄時代の輪島線〜津番〜七尾〜穴水駅〜輪島駅間が2001年4月1日に、七尾線〜穴水〜珠洲〜蛸島駅間も2005年4月1日に廃止され、現在能登鉄道は七尾駅から穴水駅間の33.1kmの区間の海沿いを走ります。

2024年1月1日に起きた能登半島地震で運休していましたが、4月6日に全線復旧しました。

能登鹿島駅(さくら駅)のロケーションと誕生秘話

能登鹿島駅は長閑な雰囲気が漂う七尾湾に面したのと鉄道鹿島駅は、海が見える駅としても知られています。

海の向こうには桜と残雪の立山連峰を望むこともできますよ。

さくら駅と呼ばれる由来は、ホームに100本の桜が咲き誇るから。この桜は、昭和7年旧国鉄七尾線の開通を祝して、地元の方が植樹したのだそう。

1988年4月(昭和63年)に現在の大正ロマンの雰囲気漂う、淡いピンクの駅舎が誕生。無人駅で別名「能登さくら駅」と呼ばれるようになりました。

ホームや駅舎周辺には提灯があしらわれ、夜はライトアップがほどこされ、幻想的な風景を織りなします。

トイレ、駐車場もあるので便利ですよ。

桜のトンネルのホームを抜けるさくらが咲き誇る能登鹿島駅

ピンクの能登鹿島駅の改札を潜るとホームから満開の桜が咲き誇り圧巻の光景を放ちます。

架道橋からの風景はまるで桜のトンネル!

桜と海の共演が心を掴んで離さない

ホームだけでなく、駅舎前でも桜が見られ、海の青と桜の美しい共演が見られます。

列車と桜が織りなす風景は、鉄道好きだけでなく観光客の心もくすぐりますね。

ブルーが基調の列車やアニメのラッピング列車などいくつか種類があるようですよ。

見物客で賑わうホームに列車が入ってくると、汽笛と共に歓声とシャッター音が響きます。電車好きだけでなくさまざまな人の心を魅了するのですね。

あれほどの大きな地震に襲われながらも復興への一途をだどるのと鉄道に感謝します。

さくら列車が未来への希望を乗せて走っていく、そんな姿に心を打たれました。どうか一早い復興で、かつての生活を取り戻せますようにと心から願います。

夜のライトアップも美しいですよ。

のと鉄道 能登鹿島駅(能登さくら駅)の詳細情報

住所:石川県鳳珠郡穴水町字大町チ24番地2

電話:0768-52-4422

のと鉄道